子どもが生まれ、不動産を購入したいのに住宅ローンを借りられず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回は、親子で住宅ローンを組み、二世代でローンを返済していく親子リレーローンをご紹介します。
不動産購入時に知っておきたい親子リレーローンとは
前述の通り、親子リレーローンとは、親子で1つの住宅ローンを契約して、二世代で返済していく制度です。
借入期間は、後継者にあたる子ども世代の年齢で算出されるため、親の年齢で算出された場合よりも長期間になる可能性があります。
特徴として、一定期間後、住宅ローンの返済義務が親から子へ引き継がれます。
続いて、親子リレーローンを契約する場合のメリットとデメリットをご紹介します。
不動産購入時の親子リレーローンのメリットとは
メリット1 親が高齢でも借りやすい
一般的に、住宅ローンの完済時の年齢は、満80歳までとされています。そのため、完済時が80歳を超える返済期間を設定できません。
しかし、親子リレーローンの場合、子どもの年齢で算出することができるので、親の年齢は関係ありません。
したがって、親が高齢でも住宅ローンを組みやすいのです。
メリット2 月々の返済額が低くなる
親子リレーローンで長期の借入をする場合、一般的な住宅ローンより返済期間が長く設けられます。
よって、返済期間が長くなることにより、月々の返済額を抑えられる可能性があります。
メリット3 親子そろって住宅ローン控除を受けられる
住宅ローンを利用すると、年間最大40万円もの控除を受けられる可能性があります。
その場合、親子で合計80万円もの控除が受けられるかもしれません。
不動産購入時の親子リレーローンのデメリットとは
デメリット1 親の債務が残るかも
ローンの返済途中で親がなくなったり、高度障害状態になった場合、子どもに返済義務が移ります。親が団体信用保険に加入していれば、その保険金で残債は完済されます。
しかし、親が団体信用保険に加入していない場合、親の残債をそのまま子どもが引き継ぎます。
デメリット2 住宅は相続税の対象になる
親子リレーローンは、住宅を親子の共同保有にしていることが一般的です。
そして、住宅を共同保有にしている場合、親の保有分は親の死亡後には相続税の対象になります。
デメリット3 他のローンが組めない
親の返済中であっても、子どもは連帯債務者となっています。
別の住宅ローンやカーローンを子どもが組めなくなる可能性があります。
まとめ
今回は、不動産購入時に利用する親子リレーローンとそのメリットとデメリットをご紹介しました。
親子リレーローンは、子どもが別のローンを借りられなくなる可能性があります。
そのため、慎重に親子リレーローンを契約しましょう。
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