空き家になってしまった戸建ては、相続や管理の問題から、放置されてしまいがちです。
そんな空き家の問題は、解決しようとしても実際にどのようにしたら良いのかわからず、困っている方も多いかと思います。
今回は、空き家を放置することによって生じるデメリットや税金の問題、売却する際のコツについてご紹介します。
空き家を放置するデメリット
空き家を放置することによって起きるデメリットとしては、主に3つ挙げられます。
1つ目のデメリットは、空き家の老朽化です。
放置してしまったことによって老朽化が進み、売却や処理がどんどん困難になってしまいます。
2つ目は、犯罪に巻き込まれやすくなる点です。
空き家を狙って不審者が住み着いたり、犯罪の拠点として使われる可能性もあります。
そして3つ目は、近隣トラブルが起きやすい点です。
放置して老朽化した空き家から害虫が出て、削除近隣の家に及んでしまったり、崩壊した建材により近隣の住宅を傷つけてしまったりする危険があります。
空き家を放置することで発生する税金とは
税金が多くかかることも、戸建ての空き家を放置することで生じるデメリットです。
空き家を所有し続けている限り固定資産税と都市計画税が課されてしまいます。
また、平成27年からは空き家への対策が強化され、「特定空き家」として認定された戸建てに対しては優遇措置が外され、所有者におよそ6倍の固定資産税が課されてしまいます。
ちなみに「特定空き家」とは、削除、管理が不十分であり、近隣に害を及ぼす可能性のある空き家のことです。
空き家は放置せずに売却を!
近隣トラブルや税金面での問題を防ぐのであれば、放置するのではく、売却することをおすすめします。
売却の方法としては主に2つのパターンがあります。
1つ目は、古家付きとしてそのまま売却する方法です。
空き家を壊す手間が不要になるため、比較的簡単に売却できますが、建物の状態が良くないと売れにくいのが難点です。
2つ目の方法としては、更地にして売却するパターンが挙げられます。
空き家を解体する費用はかかるものの、古家付きより売れやすいというメリットがあります。
家の状態によってかかる費用も異なるため、まずはプロに相談してみましょう。