売却希望の不動産にシロアリ被害があり、悩んでいる方はいらっしゃいませんか。
シロアリ被害のある不動産の売却は困難ですが、売却をスムーズに進めるコツはあります。
シロアリ被害のある不動産を売却する方法とスムーズに売却するコツについて解説します。
シロアリ被害がある不動産を売却する3つの方法
売却する不動産にシロアリの被害がある場合、隠して売却したいと思うこともあるでしょうが、絶対にしてはいけません。
シロアリ被害は必ずわかります。
売買成立後にシロアリの被害が判明した場合、契約不適合責任を問われ、場合によっては損害賠償請求をされることもあり得ます。
シロアリ被害を見つけたら、まずすべきことは契約不適合責任を建築会社や売主に問える期間であるかを確認することです。
売却物件が築年数10年未満の新築で購入したものである場合は、契約不適合責任で建築会社に修繕してもらえる可能性があります。
中古物件の場合は、契約不適合責任が発生する期間内であるかを確認し、期間内であれば売主に修繕費用を請求できます。
修繕費用が請求できるのであれば、売却方法の選択が変わってくるので必ず確認しましょう。
ここでは、シロアリ被害がある不動産の売却方法を3つご紹介します。
1つ目は現状のまま売却する方法です。
そのまま住むことはできないので売却価格は低くなりますが、リフォームを想定している買主が購入してくれる可能性があります。
2つ目は建物を修繕してから売却する方法です。
修繕内容は、シロアリの駆除、柱や梁の交換、家の傾きを修正、となりますが、傾きを修正するには数百万円の費用がかかります。
修繕すれば、相場に近い価格で売却できますが、修繕費のほかに耐震工事なども含めると売却できても赤字になる場合もあるでしょう。
3つ目は家を解体して売却する方法です。
解体費用はかかりますが、土地の売却になるので契約不適合責任を問われることはありません。
ただし、解体後の更地は固定資産税が高くなるため、早く売却しないと固定資産税の負担が重くなるでしょう。
シロアリ被害がある不動産を売却するコツや流れとは?
シロアリ被害がある不動産の売却をスムーズに進めるコツをご紹介します。
そのコツとは、売却後に解体費用を売主が負担するという契約を結ぶことで、買主が買いやすくなり結果的に早く売買契約が成立します。
売買契約を早く成立させるための売却の流れは以下のとおりです。
まず、解体費用を売主負担であることを前提として売却を開始します。
購入希望者が現れ、シロアリ被害に対して値下げを要求してきたら、解体費用分を売却価格から値下げすることを告げて交渉します。
まとめ
シロアリ被害がある不動産を売却するのは、困難であることを理解しておきましょう。
それでも売却方法や手順を工夫することでスムーズに売却できるコツがあります。
シロアリ被害の不動産を売却するコツとは、解体費用を売主が負担することで、買主が購入しても良いと思わせることです。
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