昨今、旅行者や労働者として、たくさんの外国人が日本にやってきています。
しかし、永住権のない外国人が、日本で住宅を購入する際にはいくつか問題が生じます。
なかでも、永住権がない場合にも、住宅を購入する際に住宅ローンは組めるかという点は特に気になる問題です。
今回は、永住権のない外国人が、住宅ローンを組むための対策をご紹介します。
永住権とは?
永住権とは、外国人が在留期間を制限されることなく滞在国に永住できる権利のことで、在留資格のひとつ「永住者」にあたるものです。
日本には2021年時点でおよそ81万人の永住者がおり、外国人が永住権を得るために法律で下記に示す条件を指定しています。
●素行が善良であること
●独立した生計を営むことができる資産または技能を有すること
●その者の永住が日本国の利益に合すると認められること
また、永住権を得ることの主なメリットとして在留期間が無期限となり、在留資格の変更手続きをする必要がなくなったり、職種や業種を問わずに就労できたりします。
永住権なしでも住宅ローンを組むことは可能
永住権がなければ住宅ローンが組めないとよく言われますが、実際は例外も存在します。
たしかにほとんどの銀行では、融資規定で永住権がなければ住宅ローンの審査ができないという回答が返ってきます。
債務者が母国へ帰ってしまったときに追跡しにくく、また、安定的に継続して収入が得られるかわからないなどの理由があるためです。
しかし、一部ではありますが永住権なしの外国人でも一定の条件を満たしていれば、審査が可能な銀行もあります。
ただし、審査の難易度や利息など永住権のあるなしによって大きな差が出てしまう点には注意してください。
だからといって、永住権のない外国人が住宅ローン審査をあきらめる必要はまったくありません。
永住権なしの外国人が住宅ローンを通すための対策とは?
それでは、永住権のない外国人が住宅ローンを通すための対策をご紹介いたします。
●日本人の配偶者や日本国籍をもつ人に保証人になってもらう
日本人の配偶者や日本国籍をもつ人に保証人になってもらうことで、住宅ローンが利用できる可能性があります。
●母国の銀行を利用する
住宅ローンを組みたい外国人の母国の銀行が、日本に支店をもっている場合、借り入れができるか確認してみましょう。
●頭金を多く出す
頭金を多く準備することで、結果として住宅ローンも借りやすくなる傾向があります。
まとめ
難易度は高くなりますが、永住権のない外国人がローンを通すことは可能です。
事前に対策を講じることで、少しでもその確率を高くできます。
永住権がないからといって、住宅ローンを組むことをあきらめる必要はありません。
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