マイホームなどの不動産は決して安くないため、できるだけベストなタイミングを見計らって購入したいものです。
不動産の購入に適したちょうどいいタイミングとはいったいいつなのか、個人的な状況と社会的な状況から考えてみましょう。
個人的状況から考える不動産購入に適した時期とは
まずは、個人的な状況から考えていきましょう。
多くの人は、次のようなタイミングでマイホームの購入を決めているようです。
結婚をしたとき
結婚を機に親元を離れ、新居を構えるタイミングでマイホームを購入する人は多くいます。
この時期に購入すると、まだ若いため住宅ローンの返済を早く始めることができ、従って完済の時期も早くなるというメリットがあります。
反面、仕事の関係による転居や家族の人数が変わることなど、今後に控えるさまざまなライフイベントによって住み替えが必要になる可能性があります。
子どもが生まれたとき
子どもが生まれて家族が増えたタイミングでのマイホーム購入は、幼稚園や小学校などの教育環境を考えながら選ぶことができます。
子どもが家を出たとき
子どもが成長して独立すると、部屋の数が余ったり夫婦2人には広すぎたりしてくるため、2人で暮らすのに十分な広さの家を購入するという人もいます。
年齢が高いため、住宅ローンの返済期間が短く、月々の支払い額が上がる可能性があるという点に注意が必要です。
社会的状況から考える不動産購入に適した時期とは
次に、コロナ禍やオリンピック、住宅ローンの金利など、社会的状況から考えていきます。
2021年6月現在、コロナ禍でオリンピック直前という特殊な状態にあります。
コロナ禍が招いた不況もあって、地価は昨年よりも下がっている傾向にあり、住宅ローンも低金利のままなので、今はマイホームを購入しやすい時期だと言えます。
オリンピック後には景気がよくなると考える専門家と、変わらないと考える専門家がいるなどプロの間でも異なる意見があります。
少なくともオリンピック後に住宅の価格が下がるという確信はないため、もしも今現在ほしい家があってライフイベント的にもちょうどいいタイミングにあれば、あえてオリンピックが終わるのを待つ必要はないかもしれません。