実家が空き家になってしまって、どう処理して良いかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ましてや、遠方の実家となると頻繁に管理するすることが難しくなります。
今回は、相続した不動産が空き家になったときの管理方法とデメリット、解決策をご紹介します。
相続した不動産が空き家になったときの管理方法
住民がいないと、家は急速に老朽化が進みます。
そこで、適切な空き家の管理方法を知っておけば、老朽化を遅らせることが可能です。
原則として、以下の3つの行動を取るようにしましょう。
●換気
●通水
●掃除
空き家の老朽化の1番の原因は、湿気です。
換気をおこなうことで、湿気を逃すことができます。
とくに、クローゼットや靴箱などは湿気がよりこもっているため、念入りに換気しておきましょう。
通水をしていないと、水道管が錆びてしまいます。
また、通水を長期間していないと、水道管の水も蒸発してしまいます。
水道管内の水がなくなってしまうと、悪臭や害虫を発生させてしまいます。
最低でも1か月に1回は通水を確認しましょう。
そして、空き家にも掃除は必要です。
とくに、庭の掃除は入念にしましょう。
庭を放置しておくと、雑草が生い茂り、害虫が発生します。
相続した不動産が空き家になったときのデメリット
空き家を維持することは、デメリットも発生します。
デメリットは、以下のとおりです。
●特定空き家に指定されるリスクがある
●所有者責任リスクがある
●価値の下落リスクがある
空き家を放置しておくと、特定空き家に指定されるというリスクがあります。
特定空き家とは、空き家法によって指定される危険な空き家のことを指します。
特定空き家に指定されると、最終的には行政代執行によって強制的に取り壊されてしまいます。
空き家の所有者には、所有者責任が課されます。
民法では、建物の設置または保存に問題があった場合、自己に過失がなくても責任を負わなければならないということが定められています。
これを工作物責任といわれます。
空き家は放置しておくと、建物の価値が下がるリスクが発生します。
建物価値が下がる原因としては、カビが大量発生していたり、フローリングにヒビが入っていたりすることです。
上記の事象が生じないようにするために、定期的な保守や点検をすることが必要です。
相続した不動産を空き家にしないための解決策
所有している不動産を空き家にしないために以下の対象方法があります。
●解体する
●譲渡する
●売却する
1番シンプルなのは、売却でしょう。
売却をすると、売却益が望まれ、その後の維持費がかからなくなります。
譲渡するメリットは、時間と手間がかからないことです。
しかし、無償での譲渡になるため、売却益は発生しません。
解体のメリットは、手間がかからないことです。
しかし、解体費用は発生してしまいます。
まとめ
今回は、相続した不動産が空き家になったときの管理方法とデメリット、解決策をご紹介しました。
空き家はすぐに老朽化します。
適切な管理方法をとっていきましょう。
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