土地の売却を検討する際、いったいどのくらいの価格で売れるかが気になる方は多いでしょう。
売却価格の目安を知るうえで役立つのが「評価額」です。
しかし、そもそも評価額とはどのようなものでどういった種類があり、どのような特徴があるのかなどがわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は土地の評価額の種類と特徴、調べ方について解説します。
評価額とは?土地の価格はどのように評価されている?
評価額とは、固定資産税や都市計画税などの税金を算出するために国や市区町村などが定めた価格のことです。
土地の評価額には「実勢価格」「公示価格」「基準地価」「相続税路線価」「固定資産税評価額」の5種類があり、評価の仕方によって価格が異なる点に特徴があります。
このうち土地の評価額の基準とされるのは、公示価格と基準地価です。
公示価格や基準地価に対して実勢価格は約10%~20%、相続税路線価は約90%、固定資産税評価額は約80%に設定されています。
これらの金額を把握することで、おおよその売却価格を算出できます。
5種類ある土地の評価額の特徴や違いは?
実勢価格は、実際に市場で取引された価格のことです。
経済や社会情勢などに応じて大きく変動する点に特徴があります。
公示価格は毎年1月1日時点における基準地の1㎡あたりの価格です。
国土交通省によって定められた土地の取引価格の指標となるもので、目的は土地価格の適正化にあります。
基準地価は公示地価の対象とはならない基準地の1㎡あたりの価格です。
公示地価同様に土地の取引価格の指標を示すものですが、毎年7月1日時点での価格である点に違いがあります。
相続税路線価は道路に面している土地の「1㎡あたりの価格」のことです。
目的は相続税や贈与税などの税金を算出することであり、毎年1月1日時点の評価額を国税庁が公表しています。
固定資産税評価額は市区町村が定めた土地の価格のことで固定資産税や都市計画税、登録免許税、不動産取得税を算出するためのものです。
土地の評価額の調べ方は?
土地の評価額の調べ方は、種類ごとに異なります。
実勢価格を調べたいときは、不動産取引情報提供サイトである「レインズ」の利用がおすすめです。
実際に市場で取引された物件がどのくらいの単価で売れているのかを把握できます。
公的機関の評価額である公示地価と基準地価は国土交通省が運営している「土地総合情報システム」で検索可能です。
相続税路線価は国税庁の「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」で調べられます。
ただし土地の形状によって「奥行価格補正率」や「側方路線影響加算率」といった補正がかかる点に注意が必要です。
具体的には「路線価×奥行価格補正率・側方路線影響加算率×土地面積」で計算します。
固定資産税評価額は毎年春に送られてくる課税明細書で確認可能です。
まとめ
土地の評価額は、「実勢価格」「公示価格」「基準地価」「相続税路線価」「固定資産税評価額」の5種類です。
これらの評価額を把握することで土地の売却価格の目安をつけられますが、評価の種類によって価格は異なる点には注意しましょう。
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