マンションを購入すると、一戸建て住宅にはない、管理費や修繕積立金が発生します。
一戸建て住宅にお住まいの方にとっては聞きなじみがなく、2つの違いがよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、不動産購入を検討されている方に向けて、マンションの修繕積立金とは何か、管理費との違いや適正値などについてご紹介します。
マンション購入前に知っておきたい修繕積立金とは?
マンションを購入すると、住宅ローン以外に月々支払う費用として、管理費と修繕積立費があります。
この“管理費”と“修繕積立日”という言葉は一緒に使われることが多い一方で、その目的は全く異なるのです。
管理費用とは、快適な暮らしと資産価値を保つために必要な維持費のうち、日々の保守点検など、軽微な補修や毎月の必要経費などに充てられます。
一方で修繕積立費用は、外壁や屋上、建物全体や配管などについて、10年から13年周期でおこなわれる大規模修繕や維持管理に使われる費用です。
月々の修繕積立費用がないと、老朽化が進み、いざ補修をするときに資金がなく補修工事ができなくなってしまいます。
そうした事態を避けるため、日々の管理費用とは別に、修繕積立金が徴収されています。
マンションの修繕積立金が値上げされるケースと理由
マンションの修繕積立金の積立方式には、計画期間中均等に積み上げる均等積立方式と、初期の積立額をおさえ段階的に値上げする段階増額積立方式があります。
現在は均等積立方式よりも段階積立増額方式が多く採用されており、販売時よりも築年数が経つにつれ、値上げされていくというケースも珍しくありません。
マンションはその維持管理に必要な金額が、築年数が経つにつれて増加するという特徴があります。
段階積立方式は、その時点の所有者がその時点に必要な修繕費用を支払う、という考え方に基づいて定められた方式です。
建物の老朽化が進むにつれて、修繕積立金が値上げされていくのは不利益ではなく、修繕費用の増大に基づいた当然の結果とも言えます。
また、段階積立方式にはあわせて修繕時における一時金の徴収を併用することもあります。
修繕積立費用の適正値はどのくらい?
マンションの修繕積立金の相場を知るうえでは、国土交通省の定める「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」が参考になります。
令和3年9月に公表されたガイドラインによると、修繕積立金の費用相場は次の計算式で求められます。
●Y=AX+B
●※Y:修繕積立金額の目安 A:専有床面積あたりの修繕積立金額 X:専有床面積 B:機械式駐車場がある場合の加算額
ただしこのガイドラインによって算出される金額はあくまで目安で、これだけ積み立てていれば確実に修繕費用が賄えるわけではありません。
修繕積立費は多くの場合、その金額が足りていないと考えられており、現在も見直しが進められています。
まとめ
今回は、不動産購入を検討されている方に向けて、マンションの修繕積立金とは何か、管理費との違いや適正値などについてご紹介しました。
管理費も修繕積立費も、マンションを維持管理していくうえで重要な資金です。
ゆいホームでは、不動産の専門家として幅広い知識と情報でサポートいたします。
不動産に関してお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
/*/////////////触らない///////////////*/?>/*///■アイキャッチ用■///*/?>/*///■タイトル■///*/?>/*///■デフォルト黒文字用■///*/?>/*///■太文字+マーカー■///*/?>/*///■各コンテンツのDIV■///*/?>/*///■テキストリンク■///*/?>/*///■ボタン用■///*/?>