不動産を購入する際には、不動産会社が仲介役となって売買の手続きをします。
この時に不動産会社へ支払うものとして「仲介手数料」がありますが、どれくらいかかるのか、またどういった費用なのか気になりますよね。
この記事では仲介手数料はどういった費用なのか、目安となる価格についてもご紹介していきます。
不動産購入時に不動産会社に支払う「仲介手数料」とは?
不動産取引をするために、不動産会社と媒介契約を行います。
この契約によって、買主の希望する不動産を探したり、不動産を売却するための活動を売主の代わりに行ったりと、売買に必要なさまざまな活動を不動産会社が行います。
この活動の成功報酬として不動産会社に支払われるのが、仲介手数料です。
契約のための書類作成や、引渡しの手続きに対しての支払いも仲介手数料に含まれます。
仲介手数料は、売買契約の成功報酬として支払うものなので、不動産の売買が成立した後に不動産会社へ支払うようになります。
また、仲介手数料には消費税がかかるようになるので、現在は仲介手数料には10%の消費税が課税されています。
不動産購入時の「仲介手数料」の価格の目安は?計算方法をチェック
不動産売買において売主と買主の仲介役を担う不動産会社に支払う仲介手数料ですが、その相場についても事前に知っておきたいですよね。
仲介手数料は、宅地建物取引業法によって定められている上限額があるため、その上限額を超える仲介手数料を請求することはありません。
取引する物件価格が400万円以上であれば、取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税が、仲介手数料の上限となります。
取引物件価格が200万円から400万円以下であれば、取引物件価格(税抜)×4%+2万円+消費税が上限に。
取引物件価格が200万円以下であれば、取引物件価格(税抜)×5%+消費税が仲介手数料の上限として設定されています。
ですが、法令で定められているのは上限のみで、下限額は決められていません。
そのため、仲介手数料は、定められている上限額以内の金額で不動産会社が自由に決めるようになっています。