不動産を売却する場合、スムーズに売却できる場合もあれば、なかなか売れないと頭を抱えるケースもあります。
売れない不動産には、いくつか考えられる原因があります。
今回は不動産が売れない原因とその対策についてご紹介していきます。
不動産売却をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
不動産が売れない!考えられる原因とは
まずはじめに不動産が売れない原因を大別して3つご紹介していきます。
1つ目は、土地に対する不安が払拭できない場合です。
地盤や地層に問題があるとか、液化リスク、土壌汚染などの不安があると、どうしても不動産は売れないリスクが高くなります。
2つ目の原因は、土地面積が広すぎる、または狭すぎる場合です。
個人向けの土地としては、40坪から80坪程度が標準です。
100坪超だと大きすぎると感じる買い手は多いですし、狭小住宅のように狭すぎる場合にも、同じように売れない原因になりやすいです。
3つ目の原因は、売り出し価格が高すぎる場合です。
買い手はリサーチをしますから、適正価格よりも割高感がある不動産は、どうしても売れないリスクが高まります。
売れない不動産を売却するためにできる対策方法
なかなか売れない不動産を売却するためには、いくつかの対策方法があります。
1つ目は、買手に対して安心材料を提供することです。
地質調査や地歴調査をおこない、安心して住める土地だということを書類として提出できれば、買手は安心感が高まって買いたいと思うかもしれません。
2つ目は、売り出し価格を下げるという方法です。
お得感がある不動産なら、割高感のある不動産よりも迅速に売却しやすくなります。
安すぎると買手に不安材料を与えてしまいますが、不安にさせない程度の値下げをするのも良いでしょう。
どうしても売れない不動産を売るためのポイントは?
いろいろな対策方法や工夫をすれば、正攻法ではなかなか売れないような不動産でも、誰か欲しいと思ってくれる買手を見つけることは可能です。
しかし、それでも買手が見つからない場合や、相続した不動産を費用をかけずにできるだけ早く処分したい場合には、ポイントを抑えた処分方法がおすすめです。
1つ目は、土地を無償で贈与するという方法です。
ただし自治体への贈与ではなく、個人への贈与がおすすめです。
特に隣人に無料で贈与と言えば、喜んでもらえる可能性が期待できます。
ただし、後からのトラブルを避けるためには、贈与税に関する書類や手続きをきちんとしておきましょう。
2つ目は、不動産業者に買い取ってもらうという方法です。
市場価格での買取というわけにはいかないことが多く、適正価格の7割程度となってしまいますが、すぐに手放したい場合にはぜひ検討したい方法です。