近年、空き家から発生する火災が問題視されています。
人が住んでいないのにもかかわらず、なぜ出火してしまうのでしょうか。
場合によっては、所有者の責任となるケースもあるため、しっかりと対策しなければなりません。
今回は、空き家の火災原因やその対策法、所有者に課せられる責任などを解説します。
空き家で発生する火災の原因とは
空き家の火災は放火によるものがもっとも多く、消防庁の住宅火災調査でも20年近く連続で1位です。
放火されやすい住宅の特徴として、「明かりが灯らない」「近隣に住宅がない」「ドアや窓が施錠されていない」「室内の様子が外からでも見える」ことが挙げられます。
放火は夕方から夜中にかけて発生するケースが多く、建物全体より室内に発生源がある場合がほとんどです。
その他、空き家の火災はタバコのポイ捨てやガス漏れによる爆発、配線機器のトラブルによって引き起こされます。
それらの多くは長期間放置されている空き家であり、管理がきちんと行き届いていないことが原因です。
空き家で火災が起きないための対策
空き家の火災は定期的な管理で回避できます。
玄関に自動照明を設置して周辺を明るくしたり、戸締まりを徹底したりして対策しましょう。
しっかりとした管理がおこなわれていることをアピールするために、管理会社の名前や連絡先が入った看板を玄関扉や周辺の電柱などに設置するのも有効です。
近隣住宅と交流がある場合は、何かあった際にすぐ把握できるよう連携を取っておくのも良いでしょう。
また、新聞紙・雑誌・灯油タンクなど燃えやすいものは、早急に片付けることをおすすめします。
管理不十分な空き家はとくに放火されやすいため、きちんと住宅をケアしましょう。
見回りをする際は、定期的におこなうよりかは不定期でおこなったほうが不審者も近づきにくくなり、より効果を実感できます。
空き家で火災が発生したときの責任
空き家での火災は重過失の場合を除き、損害賠償を請求できます。
重過失の場合とは、火事が予想できる状態にも拘わらず対策していない状態です。
放火など他人が故意に発生させた火災については所有者に責任は課せられませんが、空き家の管理を極度に怠った場合の火災については所有者に責任があります。
所有している物件だけでなく、近隣住宅へのお詫びもしなければならないため、高額な費用が掛かるでしょう。
まとめ
空き家の火災は放火によるものがもっとも多く、住宅の管理を怠ることで発生しやすくなります。
住宅火災を未然に防ぐためにも、戸締まりを徹底したり、管理会社の存在を明かしたりと空き家の管理を徹底しましょう。
出火原因が住宅の管理不足によるものだと判断されれば、所有者に責任が課せられる場合もあります。
ゆいホームでは、不動産の専門家として幅広い知識と情報でサポートいたします。
不動産に関してお困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓
/*/////////////触らない///////////////*/?>/*///■アイキャッチ用■///*/?>/*///■タイトル■///*/?>/*///■デフォルト黒文字用■///*/?>/*///■太文字+マーカー■///*/?>/*///■各コンテンツのDIV■///*/?>/*///■テキストリンク■///*/?>/*///■ボタン用■///*/?>