住宅ローン控除が終了する築10年のタイミングは、マイホームの売却を考える機会になることがあります。
売るなら早いほうが良いのか、もう少し様子を見るべきかと迷っている方もいるかもしれません。
今回は、築10年の一戸建ての売却相場、より高値でマイホームを売るコツ、売却活動時の注意点を解説します。
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築10年の一戸建ての売却相場
築10年の一戸建ての売却相場は、新築時の約50%です。
住宅という資産は建物・土地の2要素からなっていますが、このうち建物の価値は新築時をピークに年々減少します。
築10年ごろまでは「まだまだ新しい」と思うかもしれませんが、建物の売却価格は築5年で約30%、築10年で約50%に下がってしまうのです。
新築時の購入価格を仮に建物代2,000万円、土地代1,000万円とするなら、築10年時点での売却価格は2,000万円(建物1,000万円+土地1,000万円)ほどになるでしょう。
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築10年の一戸建てを売却するコツ
築10年の一戸建てを売却するコツは「売り出し価格をやや高めにする」「内覧時の印象アップに注力する」「スケジュールに余裕を持つ」の3つです。
交渉段階で値下げすることを見越して、売り出し価格はやや高めに設定するのがおすすめです。
相場と比べて高すぎる物件は注目を集められないため、ひとまず問い合わせてみようと思ってもらえるよう適度な価格にしましょう。
内覧希望者に良い印象を持ってもらえるよう、家のすみずみまで掃除・片付けを徹底したり、当日はカーテンを開けて明るく見せたりといった工夫も重要です。
スケジュールに余裕がないと、早く売却先を決めるために大幅な値下げをすることになってしまう可能性があるため、引っ越し予定時期の半年前くらいから売り出しの準備を始めることを心がけてください。
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築10年の一戸建てを売却するときの注意点
築10年の一戸建てを売却するときの注意点は「売却時には住宅ローンの完済が必要」「物件の不具合や故障個所は隠さず告知する」「売却前のリフォームは避ける」の3つです。
住宅ローンがまだ残っている住宅を売却するためには、売却代金で住宅ローンを完済して抵当権を抹消する必要があります。
売却代金が住宅ローン残債を下回る場合は、不足分を自ら補填するか、任意売却をしなければならない点に注意してください。
また、引き渡した物件に事前に伝えていない不具合・故障があると、契約不適合責任を問われてしまう危険があるため、売却活動時には欠点も隠さず伝えましょう。
自分好みにリノベーションすることを前提に中古住宅を探している方もいるため、売却価格を高めるためのリフォームは避けるべきです。
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まとめ
築10年の一戸建ての売却相場は、新築時の50%ほどになります。
値下げ交渉に応じることも見据えて、まずはやや高めの価格で売り出すことが売却のコツです。
物件の売却代金が住宅ローン残債を下回るオーバーローンや、不具合・故障個所の取り扱いには十分注意してください。
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ゆいホーム メディア編集部
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